株式会社ライドウィズ / 経営共有

会社の道具を決めたい。Microsoft 365 + Slack + Claude に揃えます

作成日 2026-07-25 作成 佐々木 宛先 古川社長 種別 判断(費用のご承認) 共有範囲 社内限定
メール・ファイル・Office
Microsoft 365
お客様にアカウントを作らせずにファイルをやり取りできる。メールは既にここにあり、移行が不要。
¥2,098 / 人・月
社内の連絡
Slack
会話が流れて消えない。話題ごとに枝分かれし、「あとで対応」を仕組みで拾える。
¥925 / 人・月
AI
Claude
会社契約に切り替える。業務の道具に唯一きちんと繋がり、入力内容が学習に使われない。
約 ¥3,100 / 人・月

結論

  1. 上の3つに揃えます。8人で月およそ3万7千円(年44万円)。ご判断いただきたいのは費用だけです。
  2. 最も効く理由:出店企業から写真や資料を送っていただくのに、Microsoftなら相手のアカウントが要りません。Googleには同じ機能がなく、「まずGoogleアカウントを作ってください」から始まります。当社の登録代行の入口そのものが変わります。
  3. 制約:全社の共有フォルダの引っ越しが一度だけ発生します。会社のメールは既にMicrosoftにあるため、メールの移行は不要です。
費用(8人・月)
36,600
年 439,000円
Google案より
96,000円/年 安い
Officeを使う前提で比較
会社メールの移行
不要
既にMicrosoft上にある
お客様に作らせるアカウント
0
ファイル授受で不要

1なぜMicrosoftか

理由① お客様にアカウントを作らせずに済む

出店企業から商品ラベルの写真・企画書・価格表を送っていただく——これが当社の登録代行の入口です。ここで両者の差が最も大きく出ます。

Google の場合/お客様の手順
  1. 当社からのリンクを開く
  2. 「Googleアカウントでログインしてください」と表示される
  3. アカウントを持っていなければ、新規作成する
  4. ようやく写真を送れる
Microsoft の場合/お客様の手順
  1. 当社からのリンクを開く
  2. お名前を入力する
  3. 写真を選んで送る(以上

Microsoftの「ファイルのリクエスト」は、公式に「相手はOneDriveを持っている必要はありません」と明記されています。アプリも不要で、ブラウザだけで完結します。

一方Googleには同等の機能がなく、代わりに使うGoogleフォームには「回答するにはGoogleアカウントへのログインが必要です」と公式に明記されています。さらに、お客様がうまく開けなかったときの「アクセス権のリクエスト」もGoogleアカウントがないと押せません——つまり躓いた相手が自力で戻れません。

これは相手の年齢層を考えると、決定的な差になります 出店いただく生産者の中心は50〜70代です。「まずアカウントを作ってください」で止まる方は少なくありません。当社が「ありもののまま出していただければ、あとは当社がやります」とご案内している以上、その入口で相手に作業を求める設計は取れません。

理由② メールを動かさなくてよい

会社のメール(@ridewith.co.jp)はすでにMicrosoft上にあります。Microsoftに揃えれば、移行という最も重い作業が発生しません。Googleに移す場合は、過去のメールを移し終えてから配送先を切り替えるという、やり直しのきかない作業が一度だけ必要になります。

理由③ Excel・Wordが同じ契約に含まれる

Microsoft 365 Business Standard にはデスクトップ版のWord・Excel・PowerPointが含まれます。Google Workspaceには含まれないため、Officeを使うなら別途 月1,499円/人を追加で払うことになります。ここで費用が逆転します(第4章)。

加えて、お客様から受け取ったExcelを直してお返しする場面では、同じ会社の同じ形式のまま往復できるぶん、崩れる心配が小さくなります。

いま使っているPCのまま、普通に使えます補足

「会社のパソコンを用意しないと使えないのでは」というご心配は不要です。Microsoft 365 Business Standard には、端末を制限する機能そのものが含まれていません(それが付くのは上位プランから)。個人のパソコン・個人のWindowsアカウントのままサインインするだけで使えます。

1人分の契約でパソコン5台・タブレット5台・スマートフォン5台まで入れられ、Macでも同じように使えます。ブラウザだけでも一通りの作業はできます。

Googleのほうが優れている点も、正直に補足

外部の方との会議は Google Meet のほうが躓きません。Teamsはスマートフォンの外部ゲストにアプリのインストールを求めます(公式に「Teams for Web はモバイルブラウザ非対応」と明記)。また電話での参加は、Teamsだと上位プランでないと有償の追加契約が必要です。

これは会議だけ Google Meet を使うことで解決します。Meetは無料でも使えるため、追加費用は発生しません。

2なぜチャットだけSlackか

Microsoftに揃えるなら、チャットはTeamsが追加費用ゼロで付いてきます。それでもSlackに月925円/人を払う理由は、ひとつだけです。

Teamsは、会話が流れて拾い忘れが起きます Teamsのチャネルは「投稿形式」か「スレッド形式」をチャネルごとに選ぶ方式です。そして🔴 外部の方が参加すると、スレッドは機能せず投稿形式に落ちます。Microsoft公式が「その場合、投稿が順不同で表示されたり、通知に問題が起きうる」と明記しています。
当社は金澤さんをはじめ外部の方が入る前提なので、これは日常的に起こります。

Slackなら、話題ごとに会話が枝分かれし、本流が汚れません。加えて「あとで対応する」を仕組みで拾えるのが決定的です。

  • 気になったメッセージを「後で」に入れると、〈進行中〉〈アーカイブ済み〉〈完了済み〉の3つのタブで管理できます
  • それぞれにリマインダーの日時を刺せます
  • 参加中のスレッドはサイドバーに集約され、未読が上に並びます

拾い忘れを、記憶ではなく仕組みで防げる——これが月925円の中身です。

Google Chat・Chatwork・Discordを選ばない理由補足
  • Chatwork:中小企業への普及度は随一ですが、会話を枝分かれさせる機能そのものがありません。メッセージの固定もできず、公式の解決策が「話題ごとに部屋を分ける」なので、案件が増えるほど部屋が増殖します。
  • Google Chat:枝分かれはできますが、「あとで拾う」道具立てが薄く、今回Googleを選ばない以上、これだけ使う理由がありません。
  • Discord:会話の構造は優秀ですが、会社としての契約プランが存在せず、サーバーの持ち主が個人アカウントにしかなれません。会社の記録を置く器としては採用できません。

3なぜAIはClaudeか

当社がAIにさせているのは、次の3つです。これをいま満たせるかで比べます。

  • 会社のフォルダにあるたくさんの資料を読んで判断する
  • Shopifyやメール配信の画面を操作する
  • 決まった時刻に、勝手に動く(日次の点検・週次のレポート)
選択肢 状況 判定
Gemini業務を任せる仕組みが2026年6月18日に提供停止。移行先は準備中見送り
ChatGPT2026年6月24日以降、新規契約の会社向けプランには付かない見送り
MicrosoftのCopilot同等の製品はある。ただし費用が従量課金で読めず、当社のフォルダに触れない見送り
Claude3つとも、契約したその日から満たす採用

Claudeを選ぶ決め手は、MicrosoftとGoogleの両方に、追加のライセンスなしで繋がることです。会議だけGoogle Meetを併用する当社の形に、そのまま合います。

MicrosoftのCopilotで代わりにならないのか補足

MicrosoftにもCopilot Coworkという、同じことをする製品があります。しかも中身はClaudeで動いており(Microsoft公式が明記)、拡張の形式もClaudeと同一で、Microsoft自身が変換ツールを配っています。つまりAIの優劣の話ではありません。

それでも見送るのは、次の2点です。

  • 費用の性質が逆:Claudeは定額(月約3,100円で上限が決まる)。Copilotは月2,698円の追加契約に加えて、使った分だけの従量課金が別に乗ります。自動化を増やすほど費用が伸びる構造で、当社の方向と逆を向きます。
  • 当社のフォルダに触れない:Microsoft公式に「お使いの端末にあるファイルにはアクセス・編集できません」と明記されています。SharePointに全部移せば使えますが、それは別の大きな移行です。

ほかに、定期実行が5件までで頭打ち(当社は現在6件動いています)といった制約もあります。

個人契約のままにしない理由 いま使っているのは個人向けの契約で、入力した内容がAIの学習に使われる可能性があり、記録も5年残ります。会社契約に変えると、学習には使われず、記録も30日で消えます。出店企業からお預かりしている原価・配合・取引条件を扱っている以上、ここは変えておきたいところです。国の指針でも「その事業者が入力内容を学習に使わないことを十分に確認する必要がある」とされています。

4費用

Officeを使う前提だと、Microsoftのほうが年9万6千円 安く済みます
8人・月額・税別/2026年7月時点の各社公表価格。AIはClaude 4名分で試算
Microsoft案とGoogle案の月額費用を項目別に積み上げて比較した横棒グラフ
※ Google Workspace には デスクトップ版の Word・Excel が含まれないため、Google案では別途「Microsoft 365 Apps for business(月1,499円/人)」の追加が必要になります。つまりGoogle案は両社に払う形になります。
項目 1人・月 人数 月額
Microsoft 365 Business Standard(メール・ファイル・Office)2,098円816,784円
Slack プロ925円87,400円
Claude Team(実際に使う人数分でよい)約3,100円412,400円
合計36,584円
金額の位置づけと、減らせる余地 年間で約44万円です。2026年6月末の現預金は約1,020万円、資金の持ち時間は12〜15か月という状況に対して、この金額をどう見るかのご判断になります。
なおClaudeは実際に使う人数分だけで契約でき(最低2席)、2名なら月6,200円まで下がります。また現在お支払いのMicrosoft 365のプラン次第では、今回の金額の一部は既に払っている分と重なる可能性があります(現行プランは未確認)。

5お願いしたいこと

ご判断・ご対応いただきたいこと

  1. この構成のご承認(Microsoft 365 + Slack + Claude、会議はGoogle Meetを併用)。
  2. 費用のご承認(8人想定で月およそ3万7千円)。段階的でも構いません。優先順位は ①Claudeの会社契約 → ②Microsoft 365の整備 → ③Slack の順を推奨します。
  3. 現在お支払いのMicrosoft 365の契約内容のご確認(プラン・席数・年額・更新月)。重複と差額を確定するために必要です。

ご承認をいただく前に、契約や支払いは行いません。現時点で発生している費用はありません。

まだ確かめていないこと前提
  • 現在のMicrosoft 365の正確なプラン・席数・年額・更新月。重複分と差額が出せていません。上記の金額は「かかる側」だけの数字です。
  • 共有フォルダの引っ越しにかかる手間。上記の金額には含まれていません。
  • AIの日本語での実務品質は、公開情報では3社を比較できません。実際の商品説明文や議事録を同じ条件で試すのが唯一の方法で、これは1か月分の費用で確かめられます。
  • Googleドライブで、アカウントを持たない相手が編集までできるかは、Google公式に記述がなく確認できていません(アップロードができないことは公式に明記されています)。