結論
- 上の3つに揃えます。8人で月およそ3万7千円(年44万円)。ご判断いただきたいのは費用だけです。
- 最も効く理由:出店企業から写真や資料を送っていただくのに、Microsoftなら相手のアカウントが要りません。Googleには同じ機能がなく、「まずGoogleアカウントを作ってください」から始まります。当社の登録代行の入口そのものが変わります。
- 制約:全社の共有フォルダの引っ越しが一度だけ発生します。会社のメールは既にMicrosoftにあるため、メールの移行は不要です。
1なぜMicrosoftか
理由① お客様にアカウントを作らせずに済む
出店企業から商品ラベルの写真・企画書・価格表を送っていただく——これが当社の登録代行の入口です。ここで両者の差が最も大きく出ます。
- 当社からのリンクを開く
- 「Googleアカウントでログインしてください」と表示される
- アカウントを持っていなければ、新規作成する
- ようやく写真を送れる
- 当社からのリンクを開く
- お名前を入力する
- 写真を選んで送る(以上)
Microsoftの「ファイルのリクエスト」は、公式に「相手はOneDriveを持っている必要はありません」と明記されています。アプリも不要で、ブラウザだけで完結します。
一方Googleには同等の機能がなく、代わりに使うGoogleフォームには「回答するにはGoogleアカウントへのログインが必要です」と公式に明記されています。さらに、お客様がうまく開けなかったときの「アクセス権のリクエスト」もGoogleアカウントがないと押せません——つまり躓いた相手が自力で戻れません。
理由② メールを動かさなくてよい
会社のメール(@ridewith.co.jp)はすでにMicrosoft上にあります。Microsoftに揃えれば、移行という最も重い作業が発生しません。Googleに移す場合は、過去のメールを移し終えてから配送先を切り替えるという、やり直しのきかない作業が一度だけ必要になります。
理由③ Excel・Wordが同じ契約に含まれる
Microsoft 365 Business Standard にはデスクトップ版のWord・Excel・PowerPointが含まれます。Google Workspaceには含まれないため、Officeを使うなら別途 月1,499円/人を追加で払うことになります。ここで費用が逆転します(第4章)。
加えて、お客様から受け取ったExcelを直してお返しする場面では、同じ会社の同じ形式のまま往復できるぶん、崩れる心配が小さくなります。
いま使っているPCのまま、普通に使えます補足
「会社のパソコンを用意しないと使えないのでは」というご心配は不要です。Microsoft 365 Business Standard には、端末を制限する機能そのものが含まれていません(それが付くのは上位プランから)。個人のパソコン・個人のWindowsアカウントのままサインインするだけで使えます。
1人分の契約でパソコン5台・タブレット5台・スマートフォン5台まで入れられ、Macでも同じように使えます。ブラウザだけでも一通りの作業はできます。
Googleのほうが優れている点も、正直に補足
外部の方との会議は Google Meet のほうが躓きません。Teamsはスマートフォンの外部ゲストにアプリのインストールを求めます(公式に「Teams for Web はモバイルブラウザ非対応」と明記)。また電話での参加は、Teamsだと上位プランでないと有償の追加契約が必要です。
これは会議だけ Google Meet を使うことで解決します。Meetは無料でも使えるため、追加費用は発生しません。
2なぜチャットだけSlackか
Microsoftに揃えるなら、チャットはTeamsが追加費用ゼロで付いてきます。それでもSlackに月925円/人を払う理由は、ひとつだけです。
当社は金澤さんをはじめ外部の方が入る前提なので、これは日常的に起こります。
Slackなら、話題ごとに会話が枝分かれし、本流が汚れません。加えて「あとで対応する」を仕組みで拾えるのが決定的です。
- 気になったメッセージを「後で」に入れると、〈進行中〉〈アーカイブ済み〉〈完了済み〉の3つのタブで管理できます
- それぞれにリマインダーの日時を刺せます
- 参加中のスレッドはサイドバーに集約され、未読が上に並びます
拾い忘れを、記憶ではなく仕組みで防げる——これが月925円の中身です。
Google Chat・Chatwork・Discordを選ばない理由補足
- Chatwork:中小企業への普及度は随一ですが、会話を枝分かれさせる機能そのものがありません。メッセージの固定もできず、公式の解決策が「話題ごとに部屋を分ける」なので、案件が増えるほど部屋が増殖します。
- Google Chat:枝分かれはできますが、「あとで拾う」道具立てが薄く、今回Googleを選ばない以上、これだけ使う理由がありません。
- Discord:会話の構造は優秀ですが、会社としての契約プランが存在せず、サーバーの持ち主が個人アカウントにしかなれません。会社の記録を置く器としては採用できません。
3なぜAIはClaudeか
当社がAIにさせているのは、次の3つです。これをいま満たせるかで比べます。
- 会社のフォルダにあるたくさんの資料を読んで判断する
- Shopifyやメール配信の画面を操作する
- 決まった時刻に、勝手に動く(日次の点検・週次のレポート)
| 選択肢 | 状況 | 判定 |
|---|---|---|
| Gemini | 業務を任せる仕組みが2026年6月18日に提供停止。移行先は準備中 | 見送り |
| ChatGPT | 2026年6月24日以降、新規契約の会社向けプランには付かない | 見送り |
| MicrosoftのCopilot | 同等の製品はある。ただし費用が従量課金で読めず、当社のフォルダに触れない | 見送り |
| Claude | 3つとも、契約したその日から満たす | 採用 |
Claudeを選ぶ決め手は、MicrosoftとGoogleの両方に、追加のライセンスなしで繋がることです。会議だけGoogle Meetを併用する当社の形に、そのまま合います。
MicrosoftのCopilotで代わりにならないのか補足
MicrosoftにもCopilot Coworkという、同じことをする製品があります。しかも中身はClaudeで動いており(Microsoft公式が明記)、拡張の形式もClaudeと同一で、Microsoft自身が変換ツールを配っています。つまりAIの優劣の話ではありません。
それでも見送るのは、次の2点です。
- 費用の性質が逆:Claudeは定額(月約3,100円で上限が決まる)。Copilotは月2,698円の追加契約に加えて、使った分だけの従量課金が別に乗ります。自動化を増やすほど費用が伸びる構造で、当社の方向と逆を向きます。
- 当社のフォルダに触れない:Microsoft公式に「お使いの端末にあるファイルにはアクセス・編集できません」と明記されています。SharePointに全部移せば使えますが、それは別の大きな移行です。
ほかに、定期実行が5件までで頭打ち(当社は現在6件動いています)といった制約もあります。
4費用
| 項目 | 1人・月 | 人数 | 月額 |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Standard(メール・ファイル・Office) | 2,098円 | 8 | 16,784円 |
| Slack プロ | 925円 | 8 | 7,400円 |
| Claude Team(実際に使う人数分でよい) | 約3,100円 | 4 | 12,400円 |
| 合計 | — | — | 36,584円 |
なおClaudeは実際に使う人数分だけで契約でき(最低2席)、2名なら月6,200円まで下がります。また現在お支払いのMicrosoft 365のプラン次第では、今回の金額の一部は既に払っている分と重なる可能性があります(現行プランは未確認)。
5お願いしたいこと
ご判断・ご対応いただきたいこと
- この構成のご承認(Microsoft 365 + Slack + Claude、会議はGoogle Meetを併用)。
- 費用のご承認(8人想定で月およそ3万7千円)。段階的でも構いません。優先順位は ①Claudeの会社契約 → ②Microsoft 365の整備 → ③Slack の順を推奨します。
- 現在お支払いのMicrosoft 365の契約内容のご確認(プラン・席数・年額・更新月)。重複と差額を確定するために必要です。
ご承認をいただく前に、契約や支払いは行いません。現時点で発生している費用はありません。
まだ確かめていないこと前提
- 現在のMicrosoft 365の正確なプラン・席数・年額・更新月。重複分と差額が出せていません。上記の金額は「かかる側」だけの数字です。
- 共有フォルダの引っ越しにかかる手間。上記の金額には含まれていません。
- AIの日本語での実務品質は、公開情報では3社を比較できません。実際の商品説明文や議事録を同じ条件で試すのが唯一の方法で、これは1か月分の費用で確かめられます。
- Googleドライブで、アカウントを持たない相手が編集までできるかは、Google公式に記述がなく確認できていません(アップロードができないことは公式に明記されています)。